遮断器、計測器、母線、制御装置などの受変電機器を、接地された金属箱(エンクロージャ)にひとまとめに収めた装置です。充電部を完全に覆う構造により、感電事故の防止や火災の延焼抑制など、極めて高い安全性と信頼性を備えており、大型ビルや工場の基幹設備として広く採用されています。
これまで国内で広く適用されてきたJEM 1425規格が2025年3月に廃止され、国際規格に整合したJIS規格へと完全移行されます。
今回の移行により、安全性の考え方が「仕切り構造による分類」から、保守点検時の「運転連続性の喪失区分(LSC:Loss of Service Continuity)」という、より運用実態に即した機能別の分類へと変わります。これにより、万が一の故障や点検時における停電範囲の明確化など、より高度なシステム設計が可能となります。
当社は、新規格「JIS C 62271-200」に準拠した製品ラインアップを展開しております。
現在、運転連続性喪失区分「LSC1」、仕切板等級「PI」(旧JEM 1425 CW/PW形相当)に適合した製品を提供しており、新規格下においても従来通りの安全性と運用性を確保した受変電設備をご提案いたします。
※2026年(令和8年)4月 公共建築電気設備機材評価認定取得
![金属閉鎖形スイッチギヤ及びコントロールギヤ[JIS C 62271-200 LSC1/LSC1-PI]](/assets/images/products/lineup/pic__item-products--metal-closure-switchgears.png)
電力会社より受電する為に用いる配電盤で、高圧(6.6kV)の受電設備容量4,000kVA以下の受電設備に適用され、主遮断装置から、降圧用の変圧器、配電用の遮断器が接地された金属箱内に収められています。
主遮断装置が高圧交流遮断器の場合にはCB形と呼ばれ、受電設備容量300kVA以下でヒューズ付負荷開閉器を用いて保護継電器等を省略しているものをPF・S型と呼ばれています。
その他構造的には、屋外・屋内形や、設置スペースに合わせた薄型キュービクルがあります。また、消防用設備等に供給する非常電源を確保することを目的とした認定キュービクルがあります。

制御盤は主に電動機(空調機・ファン・ポンプ)等の運転・保護・監視を行う装置であり、その為の配線用遮断器、開閉器、保護継電器等が収納されています。
設置場所により屋外・屋内形、大きさにより壁掛・自立形があります。また、防災設備用の認定制御盤があります。

分電盤は、幹線から分岐した電力をさらに各電灯(照明・コンセント)・動力回路に分配し、且つこれらの回路を保護する為に、配線用遮断器、開閉器等が収納されており、この他照明の点灯制御や小型電動機の運転制御も行います。
大きさにより壁掛・自立形があり、パイプシャフト内に設置する為、扉を不要としたシャフト形もあります。 また、防災設備用の認定分電盤があります。

UPS(無停電電源装置)より給電され、IT機器(ネットワーク機器、サーバ)等の重要負荷に配電する為に使用される高い機能・信頼性を備えた分電盤の一つです。さらに細分化された負荷に供給する事を目的としたPDP(PDF)と共に使用されます。

日本国内におけるデータセンタや半導体工場などの主要産業向け電気設備は、近年の大規模化・高負荷化、および外資系事業者による投資拡大を背景に、IECをはじめとする国外規格製品の導入ニーズが急速に高まっています。
こうした市場環境に対応するため、当社はABB社と「IEC 61439-1/-2」に準拠した配電盤「System pro E power」のパートナーライセンス契約を締結いたしました。
new.abb.com
本契約により、ABB社が世界で展開する高品質なIEC配電盤技術と、当社が国内建築市場・産業設備・データセンタ向けに培ってきた豊富な設計・製造・運用経験を融合し、日本市場固有の要求に適合した国産IEC配電盤の提供を実現いたします。
![IEC規格配電盤・分電盤[IEC 61439-1/-2]](/assets/images/products/lineup/pic__item-products--iec-switchboards-and-distribution-boards.png)
金属閉鎖形スイッチギヤのうち、24kV配電用として、大型工場プラントや風力発電設備に使用される配電盤です。 絶縁方式は環境を考慮した気中絶縁方式を採用しています。

太陽光発電設備において、電力会社の電力網と接続する為に系統連系盤が使用されています。系統連系に必要な電力量計・保護継電器と、電圧を合わせる為の変圧器を搭載しています。
この他、太陽電池パネルとパワーコンディショナを接続する為の接続箱があります。

UPS設備を構築する際に、高圧交流入力の場合には、商用電源を降圧する為に入力変圧器盤が必要となります。
また、UPSの並列冗長や共通予備等のシステムを構築する際の入出力盤や、負荷数に合わせた分岐回路を確保する為に、出力分岐盤があります。

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